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スピリチュアルを頼る

テレビ番組や女性週刊誌などでは「スピリチュアルカウンセラー」を名乗った霊能者による談話などが取り上げられ、スピリチュアルブームを呼んでいます。果たして「スピリチュアル」とは何を指しているのでしょうか? そして、スピリチュアルを看板に掲げる人たちは本当に信用できるのでしょうか?

スピリチュアルとは何か

私たちの文明は二つの柱から成り立っています。一つが車やテレビと言った形のある「物質文明」、もう一つが神様や超能力といった目には見えない「精神文明」です。精神文明はその成果が目に見えないものなのでおざなりにされがちですが、根強く存在しているのです。




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スピリチュアルの意味

「スピリチュアル(spiritual)」は英語で「霊的、精神的な」という意味を持っています。そこから転じて、霊感などの霊的なものを扱う分類として最近使われるようになった言葉です。今までの「霊能者」と言った言葉には胡散臭い印象があるから、と言うのが命名の理由と言われています。

スピリチュアルの役割とは

「スピリチュアル」でもっとも有名なのは「スピリチュアルカウンセラー」でしょう。どんな仕事かと言うと、要するに「霊に関する相談を承るカウンセラー」のことで今までの霊能者と大差はありません。バブル時代の「空間インテリアコーディネーター」みたいなものと考えてかまわないでしょう。

スピリチュアルカウンセラーの力とは

スピリチュアルカウンセラーは、とどのつまり霊能者なのでこの世のものではない霊が見え、会話することが出来るといいます。テレビ番組などでは、霊と交信して彼らが伝えたかったことを霊の家族や恋人に伝えるといった、現世に残された人たちのカウンセリングを行っています。ただ、悪霊などの人に危害を加える霊に対してのアクションはテレビで放送されたりすることがないので、私たちが想像する霊能者とは別物なのかもしれません。

既存の霊能者との違いは

スピリチュアルカウンセラー以前の霊能者は、むしろテレビ受けするような番組構成の元にスタジオの外に出ていたように思います。霊能者は心霊写真の鑑定や除霊と言った、「差し迫った悩み」に対する相談を行っていることがほとんどです。スピリチュアルカウンセラーが、「突然の別れで気持ちの整理が出来ない悩み」を受け付けるのと対照的といえます。

スピリチュアルカウンセラーは本当に力があるのか?

しかし、スピリチュアルカウンセラーにしても霊能者にしても最大の問題を抱えています。それが「本当に霊能力を持っているのか」ということです。この問題は怖い話が属するオカルトや精神文明そのものが抱えている問題と言っても過言ではないでしょう。

目に見えないものの証明の困難さ

そもそも精神文明は、目に見えない「心」や「意識」に根ざした文明です。心や意識は目に見えなくても、あることを実感できるものです。なぜなら、「心や意識は存在するのだろうか」と考えるのが心や意識の働きだからです。つまり、精神文明に属するものは「目には見えないが、存在を確認しうるもの」なのです。このように、「有ることより無いことを証明するのが難しい」ことを「悪魔の証明」と言います。

スピリチュアルカウンセラーの霊能力は本物なのか?

では、その存在の真贋はともかく彼らスピリチュアルカウンセラーは本当に霊能力を持っているのでしょうか? ぶっちゃけて言えば、「同じことはサギ師にも出来る」と言えます。相談者の名前と現住所の一部が判れば、様々な手段で情報を集めることは可能です。このように事前情報を集めておいて面接で情報を元にした発言をすることを「コールド・リーディング」と言います。また、事前情報を得られなくても心理学に基づいた行動の裏にある心理の読み取りを行って、「今誰々さんの霊から聞きました」というように発言するテクニックもあります。これは「ホット・リーディング」と言います。この二つのテクニックとスピリチュアルの知識を併用すれば、霊能力を持っていなくてもスピリチュアルカウンセラーを開業することは可能であると言っても良いでしょう。

スピリチュアルカウンセラーの真偽

だからと言って、「スピリチュアルカウンセラーは偽物である」と結論するのは早計であるといえます。しかし、彼らスピリチュアルカウンセラーの発言には腑に落ちないところがあるのは確かなことです。世の中には悪霊や怨霊と言った、この世への執着から生きている人間に害を為すようになった霊も存在しているはずなのですが、スピリチュアルカウンセラーが交信するのは常に「今は天国から愛する人を見守る霊」ばかりなのです。要するに、性善説に基づいた霊だけと交信しているのです。つまり、「スピリチュアルカウンセラーは相談者にとって必要な嘘をついている」可能性があるのです。

スピリチュアル全盛の中で大事なこと

現在はスピリチュアルブームによって、猫も杓子もスピリチュアルであるといっても過言ではない状況です。しかし、怖い話からくる恐怖を取り除くにはスピリチュアルは力不足であると言っても良いでしょう。かの剣豪・宮本武蔵は「神仏を尊び神仏を頼まず」と言う言葉を残しています。神様や仏様は大事なものですが、自分の運命を決定する選択までも神様仏様頼りにしてはいけないという戒めです。自分にとって必要だと感じる言葉を与えてくれるのが、心優しい人ばかりではないのです。


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