ホーム
サイトマップ
HOME

テレビやインターネット、雑誌などの複数のメディアでは「怖い話」が絶え間なく扱われ人気を博しています。「怖い話」と言うからには、語り手は受け手に恐怖を与えるものに違いないのですが、怖い話を扱うメディアは一定の人気を保ち続けています。私たちが怖い話に触れたがる理由とは一体どのようなものなのでしょうか?

怖い話。

俗に言う「怖い話」は、「怪談」「心霊体験」「怪奇現象」「UFOとの遭遇譚」「都市伝説」などに分類することが出来るエピソードの集合体であると言えます。怖い話は、誰もが一つや二つ知っているもので、仲間同士で集まれば語り合うことも少なくない不思議な性質を持っています。




スポンサードリンク


怖い話のセオリーを知る

民俗学の先駆者である柳田國男が記した「遠野物語」は、岩手県の遠野地方に伝わる民話を集めたものですがその内容は間違いなく「怖い話」であると言えます。河童や天狗と言った「非日常の存在」が日常の中に潜むということを昔の人は感じていたのです。また、非日常の存在というものは私たちが寄って立つ「条理(ロジック)」から外れた「不条理」の存在であるのです。つまり、怖い話とは「日常ではありえない、不条理な出来事」を語るものなのです。

怖い話に出会う理由を知る

人間をはじめとする動物には、危機を察知する能力が元々備わっています。野生の中でもっとも恐ろしいことは、外敵から襲われることだからです。しかし、人間が文明を作り出すようになり外敵から身を守る手段を知ってからは、その能力はどんどんと鈍くなっていきました。そのため、人間は本来ならば近づかない恐怖にも近づいていけるようになったのです。そのように失われた危険察知能力こそが、私たちが霊感と呼んでいるものなのかもしれません。

怖い話を集める理由を知る

怖い話を収集している人は、柳田國男以外にもたくさん存在しています。なぜ、彼らは怖い話を収集しているのでしょうか? 商業的な理由から怖い話を収集している人も居ますが、彼らのほとんどは好奇心と使命感に突き動かされていると考えることが出来ます。怖い話にも流行り廃れがあり、瞬く間に怖い話でなくなってしまう事もあります。そういった怖い話の鮮度がもっている内に収集していくのが彼らの使命なのかもしれません。

怖い話の種類

怖い話は、いくつかの種類に分類することが出来ます。そういった多様性もまた、怖い話の特徴なのです。

実体験談

「怖い話」として語られる場合、「語り手自身の実体験」としての体裁で語られるものが多くなっています。実体験という形を取っているのは、「臨場感」をストレートに伝えることで恐怖を伝達させるのに都合がいい為なのです。

人から聞いた話

実体験談の中には、「語り手自身の体験」だけではなく「語り手の知人の体験」という体裁を取っているものもあります。ただ、こういった「友達から聞いた話」の場合、都市伝説の典型例である「友達の友達が体験した話」であることがあり、臨場感はともかく信憑性自体が損なわれている場合があります。

創作談話

実体験談に付きものなのが、創作談話です。登場人物や背景、起こった事から何から何までをそれらしく作り上げた上で披露されるのです。創作談話の場合、リアリティを出さなければすぐに作り話だと聞き手に看破されてしまうので、「実在するもの」を組み込んでいく必要があります。また、「登場人物が全滅している話」は大概が創作だと思っても間違いないでしょう。

史実として残されている話

歴史の中にも、幾つもの「怖い話」が存在しています。かつては救国の英雄でありながらグリム童話の「青ひげ」のモデルとなるほどの凄惨な事件を起こしたジル・ド・レエや、自身の若返りのために若い少女たちから血を集めたエリザベス・バートリーなどの怪人物譚や、雲の中に消えたノーフォーク連隊や洞窟から帰ってこなかった文豪アンブロース・ビアスなどの人間消失と言った、不条理と非日常が入り混じった「怖い話」が歴史の中には幾つも残されているのです。

原因が不明な話

美術のシュールレアリズムから分離した「シュール」と言う概念があります。このシュールには「不可解、不条理」という意味合いがあります。怖い話の中には原因そのものがわからない、まさしく「シュール」なものもあるのです。怖い話とは、霊体験のような「何によって、なぜそうなったか」を推測できるものだけではないのです。


スポンサードリンク












このページをブックマークする